
審美歯科は、審美という言葉の意味合いが深く、捉える方のイメージでかなりの違いが出てくる分野であると考えております。ですので、ご自分のイメージを出来るだけ術者に分かるように伝えることが重要になります。やり方としまして、ご自身の生まれ持った歯自体をより一層白い綺麗な歯にする方法(ホワイトニング法)、先天的に変色してしまっているテトラサイクリン歯のような、茶色く筋が入ってしまって、ホワイトニング法では解決できない歯牙に関して、歯の表面を一層削って、その上に、セラミックの薄いシェルを貼り付けてる方法(ラミネートベニア法)、歯冠部のムシ歯等による崩壊を修復するジルコニア・クラウン。そして、前歯部欠損部をジルコニア クラウン・ブリッジで修復する方法や極力隣在歯には切削等のダメージを与えないで修復するインプラント法などがあります。当医院では、機能回復に重点を置きながらも、歯肉の形態修整を含め、出来うる限りの患者さまの要求に答える審美性の回復を心がけております。
最近のトピックスとしまして、歯のマニキュアが、歯科医院で行えるようになりました。
歯科医院専用ですので、一般市販の製品より遥かに長持ち(約1ヶ月)して、専門家の手による処置ですので、仕上がりも綺麗です。即日で歯を白くしたい方・見栄えの悪い補綴修復物の色をカバーしたい方・未成年等の理由で、ホワイトニングを適応できない方へ、お勧めいたします。
この方法は、基本的な考え方は、ネイル・マニキュアと同じようにお考えください。
歯の表面に0.2〜0.3mmのコーティング層を持つ、マニキュア剤で、歯の表面を一層コーティングすることで、歯を白く見せることが可能な商品です。耐久性は約一ヶ月。剥がす時には、専用の器具にて簡単に剥離除去が可能です。そして、歯に対してダメージを与えることは一切ございません。当医院では、1歯の処置として、¥1,000−(外税)で、行っております。
よろしければ、お気軽に、ご相談ください。(尚、マニキュア処置に関しまして、簡単な茶渋等の沈着物の除去費用は含まれておりますが、歯石除去等の治療行為が必要な方は、別途保険診療費用と即日のマニキュア処置が出来ない可能性がございます。)

上顎前歯 歯のマニキュア術前

術後
歯の構造は表面が硬くて透明な「エナメル質」、その下の黄色い「象牙質」、そして中心にある「歯髄」の3層構造をしており、ホワイトニングでは、お薬でエナメル質の透過度を変えることで、中に透けて見える象牙質の色を白く見せるという治療になります。当医院では、作用の穏やかなホームブリーチングを選択しております。
初回費用としまして、ホームブリーチング・カスタムトレーとブリーチングジェル12本(約1ヶ月分)で、¥15,000-(外税)。その後、ブリーチングジェル追加費用として、ジェル12本で¥10,000-(外税)で、行っております。お気軽に、ご相談ください。

術前

2W後
現在の、奥歯の初期虫歯の修復方法の一つとして、メタル修復(銀歯など)によるインレー&アンレー法が主流です。その状態が、左写真です。患者様ご希望により、下の奥歯でも、お話をしていて相手に銀歯が見えてしまうのが気になるとの事で、白い歯にして欲しいとのことでした。
このケースの場合、現在では、硬い硬質レジンとセラミックをコンポジット(混合)にした修復物が開発され、右写真のように、歯牙と同じ色をしたインレー&アンレー法として治療が可能となり、社会的ニーズの高まりにより、メタル材質のものからハイブリット型の歯と同じ色をした修復物に変わりつつある状況です。
ただし、この方法は、保険外診療となりますので、歯牙の覆う面数により治療費が異なります。おおむね、1歯に¥45,000-〜¥60,000-(外税)の治療費が必要になります。

術前

術後
ジルコニアは名前のとおり人工ダイヤモンドですので、従来のメタルボンドよりも固く、ジルコニアとセラミックの接合状態もメタルとセラミックとの結合より強固です。また、人工骨頭にも使われる生体親和性に富んだ材質ですので、審美性、耐久性、生体親和性に優れた夢のような材料です。
スペースシャトルの断熱保護材などに用いられており、過酷な状況下でも強度、耐久性、耐腐食性に優れている事が実証されています。
ジルコニア クラウン・ブリッジの詳細はこちらをご覧下さい
症例1(前歯部のケース)
上顎前歯左右1・2番の歯牙が、神経が死んでしまい変色歯となり、口蓋側転移を気にしておられ、改善して欲しい。そのほか、
全体的に歯牙が黄ばんでいるので、ホワイトニングにより白くならないでしょうか。との主訴と要望でした。
そこで、直ちに臼歯部の単純なカリエス処理を取り行った後に、上顎の左右1・2番の根管内清掃治療を行いながら、
その間、前歯がない期間を作らないように仮歯を製作させていただき、完璧に根管内がきれいになるまで、仮歯で過ごしていただきながら、
下顎全体歯牙のホワイトニングに着手いたしました。平行して処置を行いましたので、時間をロスすることなく、2週間ぐらいで、見違えるほどの下顎のホワイトニングが進み、その色に合わせて、上顎前歯部のジルコニア・クラウン治療を施行させていただきまして。それから、上顎前歯部のジルコニア・クラウンを下顎のホワイトニングによりきれいに成った色調に合わせて作成してから、最後の仕上げに、上顎犬歯以降の歯牙へのホワイトニングを施行することで、患者様のご満足度を得られたケースです。
初診時
下顎ホワイトニング完了状態の色に合わせた上顎2112ジルコニアクラウン装着時
前歯左右2112ジルコニア補綴&
その他の上顎歯牙のホワイトニング完了時
症例2(臼歯部のケース)
左上6・7番のジルコニア クラウンによります、歯冠崩壊を修復した症例です。
真中の写真、クラウン内面のジルコニアの色を良く見てください。ジルコニアと言うので人工ダイヤモンドの宝石色を連想される方もいらっしゃるかと思いますが、どちらかと言いますと、象牙色に近い黄土色をしております。
右写真の咬合面観は、ジルコニアの上にポーセレン(セラミックス)を焼き付けて、仕上げた状態です。天然歯と殆ど見分けがつかない仕上がりです。
左写真は、口腔内に装着した状況です。この患者様はテトラサイクリン歯と言いまして、灰色がかった歯の色をされておいでなので、色の親和性が少し取れておりませんが、患者様のご希望で、今後のほかの部分の補綴処置は、今回の色に全て合わせてもらいたいとのご要望でしたので、一般的天然歯の色調に合わさせていただきました。
前歯に3本、8年前に当院で治療させていただきました、メタルボンド・ポーセレンクラウンが装着されているのですが、マージンラインがわずかに黒くメタルラインが見えているのと、周りの歯肉の色が若干紫色がかっているのが、お分かりいただけると思います。
共に、セラミック処置としましては、現在でもどちらの方法も最先端のセラミック技術ではありますが、やはり、ジルコニア クラウンのほうが審美的にも、生体親和性にも優れていると言えると思われます。

口腔内装着時咬合面観

ジルコニアクラウン内面ジルコニアコアの色に注目

ジルコニアクラウンの咬合面観
症例3(2歯欠損ブリッジ症例)
初診時、術前写真に示されますように左上2番・4番が残根状態で、抜歯せざる得ない状態で来院されました症例です。
抜歯する前に、最終補綴ブリッジを模倣した仮歯を事前に製作させていただき、左上2番.4番を抜歯させていただくと同時に、審美性と機能的な回復も図りました仮歯を装着した状態で帰宅していただきました。
その状態で、抜歯した部位が固まる期間3~4ヶ月、仮歯でお過ごしいただけまして、十分に抜歯したところが退縮しない状態に固まる期間を取らせていただき、その期間に、お口の中全体の腫れている歯周組織の安定を図る歯周治療を行ってから、最終的な、審美的ジルコニア・プリッジを製作させていただきました。
術前と術後の写真を比較していただけますと、一目瞭然だと思います。
口蓋側面観の写真でジルコニアフレームが白色で境界がご理解いただけると思います。ジルコニアと言う人工ダイヤモンドの強度があるからこそ、これだけのロングケースでも、オールセラミック処置で、破断することの無い治療が可能となりました。
ジルコニア・ブリッジ術前
同症例の口蓋側面観
ジルコニア・ブリッジ術後
工事中
基本的に歯の着色の原因については、大きく4つに分けられます。
歯の表面の着色、細菌系付着物、歯の内部構造の着色、ムシ歯や詰め物、被せ物の変色です。
タバコのヤニや茶渋、コーヒー等の食物系の色素が、歯の表面に付着したものです。
クリーニングによって色素を除去することで、元の色を取り戻すことができます。しかしながら、歯の表面にできた微細なひび割れに、色素が入り込んだものは簡単に除去できない場合があります。
これの解決方法は、クリーニングだけではなく、ホワイトニングなど他の積極的な方法を取り入れる必要があります。
細菌の集合体であるプラークや歯石により生じるものです。
特に歯周ポケットの中で歯肉に炎症を起こし、出血の原因になっている歯石は、歯肉を黒く変色させます。これは歯石除去をしてもらうと、簡単に除去することができます。
象牙質の色が元々濃かったり、加齢により黄ばんだために歯の色が濃くみえるものは、ホワイトニングにより改善します。
また、テトラサイクリンという抗生物質を8才までの歯の形成時期に服用した場合にも特有の変色を示します。
ムシ歯治療や詰め物、被せ物の交換をします。
アマルガムという合金による詰め物を行っている場合には、詰め物の下の歯にも金属イオンが染みこんでいるため、着色を取り除くためには、着色した部分の削除が必要で、ホワイトニングの効果はありません。
歯の表面に付着した色素成分を落として、その人本来の歯の色を取り戻していただく方法です。具体的には着色を落とし、色素の再付着を抑えるために、歯の表面を研磨しますが、歯を削る治療ではありません。
また、ステインというタバコのヤニや茶渋などを落とすもので、歯本来の色が濃い色の場合にはホワイトニングを行わなければ「白い歯」にはなりません。
クリーニングを行うことにより、歯の着色が取れるだけではなく、歯の表面がツルツルになり、お口の中がスッキリリフレッシュします。
汚れが付着しにくくなるため、歯周病予防にも効果があります。