歯のメインテナンスについて

定期検診とセルフケアが予防のカギ

歯を上手くみがけない…… と思っている方はかなり多くいるのではないでしょうか。歯を上手くみがけた方が当然、むし歯や歯周病にもなりにくいです。私たちが、みがき方についてのコツをお教えすることもできるのですが、毎日の歯みがきを完璧に行うことは、本当は、大変難しいことであり不可能に近いことなのです。

例え話として、ご自身の髪の毛を美容室に行かずに自分でカットできますか? とお尋ねいたします。鏡でよく見えるのに、ご自身では後ろ髪はなかなかカットはできませんよね! 歯も同様で、自分である程度はできるものの、完璧にはできません。また、患者様の癖で、完全にみがけていると思っていても、どこかにみがき残しがでてきてしまうものです。
そこで、歯科医院を美容室代わりに使っていただくイメージで、気軽な気持ちで定期的にメインテナンスとして、歯と歯茎のクリーニングを受けていただく。そのように、むし歯や歯周病予防を行っていただくことが、ご自身の歯を長持ちさせる秘訣なのです。

良い状態をキープするために3カ月に1度来院しましょう!

むし歯に「なってから」でなく「なる前」に歯医者さんへ

むし歯に「なってから」でなく「なる前」に歯医者さんへ

むし歯や歯周病は、初期に自覚症状がないという共通点があります。そのため、何か異変に気づいたときにはすでに進行している、というケースも少なくありません。また歯科治療は、内科や外科などと違い、必ず「歯を削る」などのダメージを与えてしまうもの。治療を繰り返せば、大切な歯を失ってしまうことにつながります。

大切なことは、「治療」ではなく「予防」なのです。当院では患者様の歯を1本でも多く残せるよう、予防歯科に力を入れています。定期検診およびメインテナンスの重要性をご理解いただき、一緒に予防に取り組んでいきましょう。

世界と日本の予防歯科への意識の違い

実は日本は歯科医療に対する意識について、後進国であるといわれています。歯科先進国である欧米では古くから予防意識が根づいており、それは次のデータにも顕著に表れているのです。

  スウェーデン
スウェーデン
アメリカ
アメリカ
イギリス
イギリス
日本
日本
定期検診の習慣が
ある人の割合
90% 80% 70% 2%
80歳時点での
平均残存歯数
20本 17本 15本 8本

このように欧米では、かねてから定期検診が当たり前のこととして習慣づけられてきました。またそれは、年齢を重ねてからの残存歯数に大きく影響していることがわかります。これは、予防がいかに大切かということの重要なデータなのです。

予防・メインテナンスメニュー

お口の中の検査

定期検診

新しいむし歯や歯周病がないか? 治療後の経過に問題がないか? きちんとプラークコントロールができているかどうかを調べます。

口腔衛生指導

定期検診

お口の中の歯垢の付着状況を検査し、ひとり一人に合ったプラークコントロールの方法を指導します。

スケーリングルートプレーニング(歯石取り歯根面の滑沢化)

定期検診

専用の器具とハンドスケーラーを使って、普段のブラッシングでは取ることのできない歯石を除去し、歯垢・歯石が付きにくいように歯根面をみがきます。

歯のクリーニング

定期検診

歯科衛生士による専用の機械を使った歯のクリーニングです。

エアフロー

定期検診

エアフローで歯間や歯の表面に付着した色素や汚れを除去します。歯の白さを蘇らせることもできます。

フッ素塗布

定期検診

むし歯になりやすいと判断された人の場合には、フッ素を塗布してむし歯予防を強化します。

そのほか

定期検診

必要に応じて唾液検査や細菌検査などを行います。

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