市場町デンタルクリニックのお知らせ

念願の高濃度ビタミンC点滴療法およびマイヤーズカクテル点滴療法を導入しました。当院の歯周病治療やインプラント治療を行うに当たり、基礎的な患者様の身体のコンディションを最良の状態にして、治療に当たりたいと思ったことが導入のきっかけとなりました。私の属するインプラント研究会の勉強会でも、「骨質」に関しての様々な議論がなされており、意見を集約すると患者様の身体のビタミン・ミネラル不足による問題点が多く指摘されていました。その弱点を補うのが、点滴療法であると確信し、導入に至りました。主な歯科における適応症として、「口腔不定愁訴」「顎関節症」「歯周病および歯周治療のストレス」「インプラント手術および周囲炎」「歯根周囲炎」「智歯周囲炎」「神経障害による疼痛や知覚異常」「唾液の減少」「アフタ性口内炎」等に効果があると言われております。どうぞ、お気軽に、お問い合わせください。

 

以下に、歯科治療における点滴療法の要点を記載いたします。

歯肉および歯槽骨への酸化ストレス

酸化ストレスとは、局所的にあるいは全身的な精神的ストレスや肉体的ストレスにより体内に発生した活性酸素種(ROS)にたいして、それを打ち消すために生体に備わっている抗酸化力(抗酸化系酵素や非酵素系のビタミンCやグルタチオンなど)が相対的に低下しているために、消去しきれないROSが、タンパク質、脂質、酵素、DNAなどにダメージを与えている状態のことである。さまざまな疾患の原因として考えられている。

酸化ストレスが上昇すれば、全身的な炎症傾向が強まり、口腔においても歯周組織やインプラント周囲組織の組織破壊が生じやすく、また、治癒しにくくなる

強力な抗酸化物質の一つであるビタミンCや各種ビタミンは、ROS消去に有効であり、歯周病の予防効果や治療効果が報告されている。

以上から、高濃度ビタミンC点滴や各種カクテル点滴により歯肉や歯槽骨の酸化ストレスを低減させ、その結果、歯周病やインプラント周囲炎の予防や治療に有効である。

 

点滴療法の歯科適応の根拠

<全身→口腔>口腔健康の為に全身リスクを低減化する

炎症性全身疾患を持つ患者の炎症抑制

ストレスや喫煙などによる酸化ストレスの抑制

血液循環障害の改善(虚血の改善と組織への酸素供給強化)

ミトコンドリア機能改善

解毒力強化 糖質抑制 免疫調整 自律神経調整

唾液分泌増加

ガンの口腔転移の防止/ガン治療による口腔への副作用の抑制

不定愁訴の原因であるホルモン異常や栄養不足への対応

<口腔→全身>口腔疾患から全身疾患への波及を防止する

細菌や毒素(LPSおよびVSC)の低減化 口腔ガン転移防止

歯科治療による菌血症/内毒素血症の防止 歯周組織の強化

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